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2009-09-02

栗本薫『仮面舞踏会』

栗本薫の『仮面舞踏会 ~伊集院大介の帰還~』を再読。



かなり古いお話ですけど(なにしろパソコン通信の時代)、
現代の Twitter やネトゲに通じるところがあるように思えます。
ネトゲのチャットや Twitter は、言ってみれば文字だけの
コミュニケーションなわけで、その中でも人間性が感じられるのは
やっぱり面白いことだと思います。

これはぼく自身が何回も経験したことだけれども、たとえば掲示板に同じように 「友達になって下さい」というアップをのっけたとしても、三つのせて、 それがどれも女名前で同じような年でそんなに差のない文章でも、その中で 歴然とモテるものがある。全然誰もそれに反応しない気の毒なやつもある。 そうなるともう、画面に浮き出してくる無機質的な文章が、それ自体何かの 生命を持っていて、魅惑的なニオイをはなってる文章とそうでなくて むしろひとをシラケさせる文章とが存在してるんだ、としかいいようがない。
平安時代の貴族たちは、ぜんぜんあいての顔をみないで歌をやりとりするだけで 恋がどんどんもりあがったというけれども、パソコン通信をしているぼくたちは 現代の平安貴族かもしれない。
文章にはその人間のすべてが出る、ということをぼくは最近よく考える。 同じようなことをかいてるのにどういうわけか感じの悪い、 と読むものに感じさせる文章がある。またぼくがやだなと思う文章に むしずの走るような賛同のレスをつけるやつもいる。誰もがなんだか ひきつけられる文章をかくやつもいる。
実際のところ魅力的な文章を書くのはむずかしいけれども、 文字だけのコミュニケーションを通じて、 ぼくなりの人間性を感じてもらえたらうれしいなぁ、 と思う今日この頃でした。

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