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2010-04-17

Apple の戦略

すごくいい記事を見つけたので、ご紹介。

    アップルはなぜ Objective-C にこだわるのか
    << maclalala2

先日の iPhone OS 4.0 SDK の発表以来、Adobe (Flash) の排除とか
開発者の囲い込みとかいう議論を巻き起こしている Apple ですが、
その裏にはこんな戦略があるのでは、という話です。

たしかに Apple は過去に幾度も異なるアーキテクチャへの移行を
成功させてきました。モトローラの 68k から PowerPC、そして
現在の Intel x86 への移行は、いずれも大きな混乱を招くことなく、
むしろ Mac の価値を高める結果になっています。Mac のように
膨大な数の開発者を抱えるプラットホームの移行がこれほどスムーズに
成功し続けている例は他に知りません。

Apple がアーキテクチャの移行を成功させ続けている理由のひとつとして、
非常に高度なエミュレーション技術を持っている点が挙げられると思います。
たとえば、Mac OS X (Cocoa) への移行に際しては、旧来の Mac OS の
アプリケーションをそのまま実行可能な Classic 環境を提供しています。
また、かつての 68k から PowerPC への移行においても、Mac OS (System 7) に
従来の 68k コードを動的に変換して実行する機構を搭載し、PowerPC への
スムーズな移行を実現しています。今回の iPad (iPhone OS 4.0) に関しても
同様の技術を用いている可能性は十分にあると思われます。

そして、今回紹介した記事でもっともインパクトのあった一文がこれ:

基本的にアップルは、CPU をコモディティーとして扱い、 そのことによって「自社製造か購入か」という戦略を自由に選べ、 サプライヤーに対しては強力な支配力を行使し、長期的には 自らのプラットフォームに後光を与えることが可能になるのだ。
この戦略は、おそらく、現在の Wintel 連合に対する 強力なアドバンテージになると思われます。 たしかに Intel の CPU は PC 業界を支配していますが、 スマートフォンや組み込みデバイスの世界では違います。 まだ立ち上がっていない(iPad が火付け役になるかもしれない) タブレットの分野にいたっては、まったく白紙の状態です。 もし、タブレットやスマートフォンにとって最適なアーキテクチャが Intel x86 ではなく、さらに現在存在する開発リソースをそのまま (あるいは最小限の労力で)その「最適なプラットホーム」に 移行させる技術を Apple だけが提供できるとしたら・・・ 10年後の IT 業界の勢力地図が今とは一変している可能性も 決してゼロではありません。 ところで、Apple にひとつお願いがあります。 iPhone OS SDK の Windows 版がほしいです。 iPhone はすごくほしいし、アプリも作ってみたいのですが、 そのためだけに Mac を買うのは財政的につらいものがあります。 アプリが作れないというだけの理由で Android を買ってしまいそうです。 まぁ、いずれにしても今年の夏までは様子見ですけどね。

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